【9手詰め】馬を止めなきゃダメだった

2024/09/05

実戦詰将棋(9手詰め) 実戦詰将棋(すべて)

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 後手玉に9手詰めが生じた局面です。


竜の利きを止めに☖5二香打 と打ちましたが、これは受けになっておらず詰みがありました。

急所に利いている「4四の馬」を活かして一気に仕留めてください。

解答・解説は数行下にあります。




解答・解説

初手は馬筋を活かして☗7一銀(下図)と放り込むのが好手です。

以下、☖9二玉 なら☗8二金 までの早詰みなので取るしかありません。

上図以下、☖7一同金 ☗同馬(下図)


そこで馬を切れば囲いが薄くなって詰み形ですね。

上図以下、☖7一同玉 ☗6二金(下図)


この金捨てが最短で詰ます好手です。

以下、☖8二玉 と☖6二同玉 のどちらも正解の9手詰めになります。

☖8二玉 なら☗7一角 ☖9二玉 ☗8二金(下図)まで。



☖6二同玉 なら☗5三角(下図)が奥へ逃がさない好手で…


上図以下、☖6一玉 ☗6二金(下図)


金打ちまでキレイに詰みます。

今回の反省点

すでに負けとはいえ、詰み筋が見えていない☖5二香打 は酷い一手でした。

受けるなら☗7一銀(下図)の放り込みを回避しなければいけないのに…

それを放置したのは終盤力の低さが出過ぎですね。

同じ負けでも馬筋をケアして☖6二桂(下図)と打ち…


即詰みだけは阻止するべきでした。

粘るなら粘るでちゃんとしないとダメですね。

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