【次の一手7】石田流のスキを突く仕掛け

2024/07/02

次の一手

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 実戦で指されて困った手を「次の一手」として出題。

ノーマル三間飛車から石田流に組み

「玉を囲ってから仕掛けよう」

と思って☗3九玉 と指したら、ここで後手から動く手がありました。

☖6四銀 と出た形を活かし、☗9七角 と石田流を完成させなかった不備を突く一手を考えてみてください。

一気に優勢になる絶好手というわけではないので

「動くならどこからいくか」

が何となく浮かべばOKです。

解答・解説は数行下にあります。




解答・解説

正解は☖8六歩(下図)と突く手でした。

何でもない突き捨てに見えて、少し先を読むと応手が難しいです。

  • ☗同飛
  • ☗同歩

に分かれるのでそれぞれ解説します。

☖8六歩 に☗同飛 の変化

マズイのは☗8六同飛(下図)と飛車で取る手です。

飛車打ちに強い美濃囲いならこう対応したい所ですが…

上図以下、☖8六同飛 ☗同歩 ☖8九飛(下図)


後手陣もスキがない左美濃な上に、角の位置の悪さを突く☖8九飛 があるので後手ペースになります。

以下、☗9七角 と逃げると☖9九飛成 と香を取られながら角取りが続くので…

上図以下、☗8七飛(下図)


受けるなら飛車を打つしかありません。

この飛車は窮屈すぎて打ちたくないですね。

上図以下、☖7五銀(下図)


大駒を釘付けにされながら銀を出られた上図は後手有利な中盤戦です。

☖8六歩 に☗同歩 の変化

飛車交換はダメとなれば☗8六同歩(下図)と取るしかありません。


飛車が窮屈になって嫌な形ですね。

上図以下、☖5三角(下図)


この角引きが継続手です。

石田流の押さえ込みを狙う定番の一手ですが、8筋の歩を突き捨てた効果で☗9七角 が受けにならず嫌な展開になっています。

このまま☖7五銀 を食らったら飛車が詰むので…

上図以下、☗6五桂(下図)


桂を跳ねるしかありません。

角取りに当たるのがちょっとした救いですね。

ここで☖7五銀 と出てくれれば☗5三桂不成(下図)から…

上図以下、☖7六銀 ☗6五歩 ☖3三桂 ☗4一桂成(下図)


詰めろで金を剥がして…

上図以下、☖4一同銀 ☗7六銀(下図)


攻め駒充分な寄せを狙えるんですが、そう進むわけがなく…

☗6五桂 の角取りを☖4二角(下図)と冷静にかわされて難しい将棋になります。


形勢は互角(+-100以内)を示していますが、石田流らしい攻めを狙えず飛車も圧迫された形で気持ち悪いですね。

実戦はここで☗7四歩(下図)と指して形勢を損ねました。


上図以下、☖7四同歩 ☗同飛 ☖8六飛(下図)


お互いに飛車を走り合った上図は

  • 「6一の金」が飛車成りを防いでいる
  • 角取りが厳しい

という後手に良い条件が重なり明確に先手不利です。

対局中はなぜこの展開を選んだのか…

今になるとサッパリ分かりません。

以下、無理攻めをしてハッキリ敗勢になった手順を残しておきます。

上図以下、☗9七角(下図)


今さら感のある角上がりから…

上図以下、☖8九飛成 ☗6四角(下図)


ヤケクソの角切りをして…

上図以下、☖6四同角 ☗同飛 ☖同歩 ☗5三桂不成(下図)


飛車も切って「ふんどしの桂」を決め…

上図以下、☖5一金右 ☗4一桂成 ☖同金 ☗5三角(下図)


「どうにか拠点を」と角を打ちましたが、自玉の方が危ないので続く手が難しいです。

金、銀を受けに使ったら希望がないのが痛く、後手がかなりのミスをしてくれないと勝ち筋がありません。

相手は「ぴよ将棋」の「ピヨ馬(二段)」なのでそこまでの大ミスをすることもなく、ここから普通に負けました。

悪手の☗7四歩 を指したのが悔やまれます…

正着は☗7三桂成 でした

実戦は☗7四歩 で敗勢になりましたが、この局面は☗7三桂成(下図)なら良い勝負だったようです。


以下、☖同桂 なら☗6五歩 の王手から☖5五銀 ☗5六銀(下図)と進めるのが一例で…


以下、☖4四銀 と引いてくれれば☗7四歩 の桂取りが残って先手ペースになります。

なので☗7三桂成 への正着は☖同銀(下図)ですが…

上図以下、☗6五歩 ☖3三銀 ☗7四歩 ☖6二銀 ☗7七角(下図)


同じように角の王手を入れてから銀を追いやって一局のようです。

どちらの変化も角と飛車が軽く使えていて☗7四歩 と指した本譜とは雲泥の差ですね。

パッと見で☗7三桂成 から大駒を活用する形が良いと判断できないのは痛かったです。

今回の反省点

☗9七角 と石田流を完成させず☗3九玉 と囲ったのが迂闊でした。

☖6四銀 と出てきてる形では仕掛けを警戒して左辺の駒を優先して動かした方が良さそうですね。

これからは

攻めの形 → 玉の囲い

の順番を1つの目安として駒組みを進めていこうと思います。

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