後手に優勢を決定づけるチャンスがきた局面です。
先手の私が中盤の応手を間違え、後手の思うがままに進み、ハッキリ劣勢になっています。
実戦は☖8八歩 とヌルイ手を指してくれたのでどうにか盛り返したんですが、ここで正確に指さされていたら後手優勢でした。
「駒を挟んで飛車が向かい合った時は技が掛かりやすい」
というプチ格言が刺さる3手1組の好手順があります。
先手陣のスキを突く一手から優勢を確定してください。
解答・解説は数行下にあります。
解答・解説
正解は☖6七歩(下図)の叩きでした。
飛車を逃げると☖6六飛 と銀をタダで取られるので素直に☗同飛(下図)取るしかありません。
飛車を上ずらせた効果で決め手が生じています。
上図以下、☖7八角(下図)
この角打ちが厳しいですね。
飛車、桂の両取りが決まり、先手の左辺は崩壊です。
この角打ちまでの3手が正解になります。
上図以下、☗6八飛 ☖8九角成(下図)
次の☖6七歩 ~ ☖6六飛 を狙われながら桂を取られた上図は後手優勢です。
以下、頑張るなら☗6三歩(下図)と叩く手はあります。
取ってくれれば☗8五角 が間接的な飛車、金の両取りになりますが…
上図以下、☖7二飛 ☗8三角 ☖7一飛(下図)
冷静に☖7二飛 とかわされ、次の☖7七歩成 を見せられると厳しいです。
☗8三角 で飛車を責めても☖7一飛 と受けられて続く手がありません。
以下、☗7五歩 のように受けるしかなく、形勢は後手優勢(-900 ~ 1000点)です。
おまけの次の一手
実戦は☖6七歩 ではなく☖8八歩(下図)だったので先手に挽回のチャンスが到来しました。
形勢を詰める急所の一手を決めてください。
解答・解説は数行下にあります。
おまけの解答・解説
正解は☗6三歩(下図)の叩きでした。
この形は手番を握った方に叩きの好手があったみたいですね。
実戦は☖同飛 と取ってくれたので☗8五角(下図)の関節的な飛車、金の両取りが掛かり…
以下、☖6二歩 と受けた所で慌てて飛車を取らず☗6四歩(下図)と打ったのが好手で先手有利(800点)になりました。
飛車を取っても打ち込むスキが少ないので「4一の金」を取る方が大きいという判断は間違ってなかったようです。
ちなみに、☗6三歩 への最善手は☖5二飛(下図)と逃げる手で…
これならまだまだ難しい将棋でした。
以下、☗9七桂(下図)と逃げておき…
次に☗8三角 から馬を作る手などを狙って頑張る感じですね。
形勢は後手有利(-350点)ですが、先ほどの☖6七歩 の叩きから桂を取られた局面よりは紛れがあって頑張れそうです。
今回のポイント

対抗形の将棋でたまに見る「銀を挟んで飛車が向かい合った形」で有効な手筋に気付けるかがポイントでした。
飛車が横に逃げられない弱みを突く☖6七歩(下図)は気持ちいい叩きですね。
ムリヤリ飛車を上ずらせてスキを作るのはよく見かける定番の一手です。
類似形に遭遇した時は
「叩きからスキができないかな?」
と考えると良い手が見つかるかもしれません。












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