【9手詰め】角の連携で逃がさない【取ると詰む捨て駒】

2024/09/26

実戦詰将棋(9手詰め) 実戦詰将棋(すべて)

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 先手玉に9手詰めが生じた局面です。

初手への応手で2通りの9手詰めに分かれますが、どちらも

☗2七玉 を許さない角の使い方

がポイントになります。

広い玉に手掛かりを作り、そのまま上部に逃がさず捕まえる好手順を考えてください。

解答・解説は数行下にあります。




解答・解説

初手は☖5八金(下図)と打つのが正解です。


これが広い玉に手掛かりを作る好手で、取っても逃げても詰み筋に入ります。

以下、☗3八玉 は手筋の☖4九角(下図)がアッサリ決まり…


上図以下、☗2八玉 ☖2七金 ☗3九玉 ☖3八角成(下図)


優しい早詰みになるため

  • ☗5八同玉
  • ☗3九玉

が正着です。

どちらも正解の9手詰めになるので見出しを分けて解説します。

☖5八金 に☗同玉 の変化

☗5八同玉(下図)と取った場合は…


上図以下、☖6七角(下図)


この角打ちから詰みます。

以下、☗5九玉 は☖5八金 まで。

☗6九玉 は☖5八銀 ☗6八玉 ☖7八金 まで。

☗6八玉 は☖5九角(下図)と打てば…


取っても逃げても頭金までの早詰みなので…

☖6七角 には☗4八玉(下図)と逃げるしかありません。


ここから角の連携で迫るのがポイントです。

上図以下、☖5九角(下図)


取れば頭金の角打ちから…

上図以下、☗3八玉 ☖4九角成(下図)


最初に打った角を成り捨てるのが急所の手順になります。

これで2筋からの退路を防げば優しい詰みですね。

以下、☗同玉 は☖4八金 まで。

☗2八玉 は☖2七金(下図)まで。


上部へ逃がさずキレイに詰みます。

☖5八金 に☗3九玉 の変化

金を取らずに☗3九玉(下図)と逃げた場合は…


上図以下、☖3八銀(下図)


この銀捨てから詰みます。

以下、☗2八玉 は☖2七金 までの早詰みなので取るしかありません。

上図以下、☗3八同玉 ☖4九角(下図)


あとは急所の角打ちで上部への退路を断てば…

上図以下、☗2八玉 ☖2七金 ☗3九玉 ☖3八角成(下図)


金打ちから優しく詰み上がります。

この問題のポイント

「☗2七玉 から上部へ逃がすとマズイ」

と気付き、それを阻止する☖4九角(下図)の形を作れるかがポイントでした。

この筋を知っていれば詰み形を見据えて迫れますね。

初手の☖5八金(下図)への応手で基本と応用に分かれるのが面白い所で…

逃げれば☖4九角 の筋を狙う基本形になり…

☗同玉(下図)と取ると少し工夫が必要な応用問題になります。

ここからの迫り方は手筋を知らないと見えにくいですね。

右辺を睨む☖6七角(下図)から…

取ると頭金の☖5九角(下図)を決め…

それを拠点に☖4九角成(下図)と成り捨てるまでが1セットになります。

この成り捨てを見据えて☖6七角 を打てていれば完璧です。

ナナメ駒と頭金を組み合わせた上手い手順ですよね。

この迫り方は実戦でもよく見るので

取ると詰む捨て駒

を覚えるとスマートな寄せに近づくと思いますよ。

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