今回は、ぴよ将棋 の
Lv19 ひよな(初段+)
に「早石田」で挑んだ一局を元に初段の攻略手順を紹介します。
初段ならではの無理な仕掛けを待つ
という対AI向けの手順ですが、駒組みなどの基本は抑えているのでムチャな手順ではありません。
「落ち着いて指せば初段にも勝てる」
と思える手順だと思います。
勝ち方の一例にどうぞ。
「早石田」には飛車先を突かないクセがある
今回は先手番での攻略手順になります。
初手から、☗7六歩 ☖3四歩 ☗7五歩(下図)
まずは角道を開け、相手も角道を開けたら☗7五歩 と突いて「早石田」を宣言します。
上図以下、☖6二銀(下図)
そうすると高確率で銀を上がるのが ぴよ将棋 のクセです。
現状の初段前後のAIは早石田に対してすぐに飛車先の歩を突かない傾向があるようです。
それを利用して「石田流本組み」を目指し、無理攻めのミスを誘うのが今回の攻略手順になります。
上図以下、☗6六歩(下図)
本組みを目指すなら☗6六歩 と角道を止めるのが無難ですね。
上図以下、☖6四歩 ☗7八飛 ☖6三銀(下図)
そうすると高確率で☖6四歩 ~ ☖6三銀 と7筋を受ける形に進みます。
ここからはランダム性が出てきますが、要点を抑えて駒組みをすれば類似形に誘えるので大丈夫です。
☖6五歩 の仕掛けに警戒して駒組みをする
☖6三銀 と受けられた後は次の一手がオススメです。
上図以下、☗5八金左(下図)
ちょっと早い金上がりに見えますが、これは☖6五歩(下図)といきなり仕掛けられる手を警戒した意味があります。
金を上がっておけば角交換の後に☖6七角 と打たれる変化がないので☗6五同歩(下図)と取ることができますから。
基本的に初段のひよこは☖6五歩 を突いてきませんが備えておくのは大切です。
(☗6五同歩 からの変化手順はこちらの記事を参照してください)
補足が終わったので局面を☗5八金左 に戻します。
上図以下、☖4二玉 ☗4八玉 ☖3二玉 ☗3八玉(下図)
☗5八金左 からは玉の囲い合いです。
相手に合わせてついていけば問題ありません。
この時も☖6五歩 を警戒して☗3八玉 と囲う方が無難です。
もし☗3八銀(下図)とすると…
何かの時に角交換から☖2八角(下図)と打たれる変化が生じますから。
これはこれで互角の形勢とはいえ、いざやられると面倒なので余計な変化は消しておく方がいいですね。
オーソドックスな駒組みをする
☗3八玉 からは「美濃に囲って石田流に組む」オーソドックスな駒組みをするだけです。
上図以下、☖5二金右 ☗2八玉 ☖8四歩 ☗9六歩(下図)
☗9六歩 の所では普通に☗3八銀 でも問題ありません。
本譜は☖8四歩 に合わせて左辺の手を優先しました。
上図以下、☖8五歩 ☗7六飛(下図)
☖8五歩 と伸ばしてきたら☗7六飛 と浮くのが形ですね。
スムーズに石田流に組めて文句のない流れです。
上図以下、☖4四角 ☗3八銀(下図)
初段のひよこはミレニアムを含みに☖4四角 と上がる手が多い気がします。
相手がどんな囲いでも☗3八銀 と美濃を完成させておけば問題ありません。
囲いは一段落したので、ここからは左辺の駒組みを完成させます。
上図以下、☖4二金寄 ☗7七桂(下図)
まずは☗7七桂 と跳ね、☖6五歩 の仕掛けを受けておきます。
もし☖7二飛 と袖飛車にしてきても☗9七角 と上がればそう簡単にやられないので大丈夫です。
上図以下、☖5四歩 ☗6八銀(下図)
この辺までくると初段のひよこからの早い仕掛けはほぼなく自陣の整備になりやすいです。
銀を中央に活用する準備をして…
上図以下、☖3三角 ☗9七角(下図)
角を石田流本組みの定位置に上がれば先手が充分ですね。
まだ仕掛けず、もっと万全な体制にしながら待つのが攻略のポイントになります。
自陣を整えながら無理な仕掛けを待つ
ここからは自陣の整備に集中します。
上図以下、☖4四角 ☗6七銀(下図)
まずは銀を上がり…
上図以下、☖9四歩 ☗1六歩 ☖5二金寄 ☗1五歩(下図)
端歩を突いて玉を広くすれば負けにくい形ですね。
後手が手損する謎の駒組みをしてる間に先手陣は理想形に近づきつつあります。
上図以下、☖2二玉 ☗5六銀 ☖3三桂 ☗4六歩(下図)
ここでも仕掛けず着々と自陣を整えるのが大切です。
そうすると痺れを切らしてミスをしてきますから。
上図以下、☖9五歩(下図)
こちらの駒組みが頂点に達した頃、無理な突き捨てをしてくるのが初段前後の欠点です。
ずっとこの手を待っていました。
正しく応じれば勝ちは目の前です。
無理な仕掛けに焦らず対応する
自陣にスキがないので自然に対応すれば優勢になります。
上図以下、☗9五同歩 ☖5五歩 ☗4七銀引(下図)
端歩は素直に取り…
上図以下、☖5六歩 ☗同銀(下図)
5筋の突き捨ても取っておけば歩得して優勢です。
細かいことを言えば☖5六歩 は☗同歩 と取り、☗7九角 ~ ☗5七角(下図)と転回する手を含みにした方がよかったみたいです。
これなら良い形で9筋の逆襲を狙えて最高ですね。
無理攻めを咎める
ムチャな歩の突き捨てをした後は無理攻めがきます。
上図以下、☖9五香(下図)
香を走ってきたら崩壊の始まりです。
上図以下、☗9六歩(下図)
あからさまにムチャな攻めをしてくるので冷静に受けて切らしにいきます。
上図以下、☖5五歩 ☗4七銀引 ☖5六歩(下図)
打った歩を突き捨てる暴挙に出るほど指し手に困っています。
上図以下、☗5六同銀 ☖8六歩(下図)
この突き捨ては…
上図以下、☗8六同角(下図)
角で取るのが無難です。
☗8六同飛 と飛車交換をしても優勢ですが、後手に攻め手を与えない方がいいですね。
ここまでくれば後手に有効な手がありません。
上図以下、☖3五角 ☗4七銀引 ☖9六香 ☗同香(下図)
これで受け切りです。
9筋からゆっくり逆襲すれば勝ち
優勢になってからの一例を紹介します。
上図以下、☖3二金 ☗9二歩(下図)
手番が回ってきたら9筋に歩を垂らすのが地味ながら早い攻めです。
後手に手はないので☗9一歩成 ~ ☗8一と と焦らずジワジワいけば勝てます。
上図以下、☖1四歩(下図)
無理な反撃をしてきた場合は…
上図以下、☗1四同歩 ☖同香 ☗同香(下図)
丁寧に応じておけば問題ありません。
上図以下、☖1三歩 ☗同香成 ☖同角 ☗1九香(下図)
自陣にスキを作らないのが負けにくくするポイントです。
☗1九香 で端のスキを消してから反撃にいけば…
上図以下、☖2四角 ☗9一歩成(下図)
先手に怖い所がないですね。
あとは桂を取ってから☗1三歩(下図)と垂らし…
上図以下、☖1六歩 ☗1八香打(下図)
露骨に端を狙えば受け切るのは容易ではありません。
焦らずに確実な攻めを狙えば勝ち切れます。
まとめ 初段攻略のポイント
今回の「早石田」で攻略する手順は ピヨ行(初段)にも有効ですし、場合によっては1級 ~ 二段 でも似た形になることがあります。
ポイントは下図のように「攻めを急がず自陣を整えて待つこと」です。
そうすると☖9五歩(下図)のような無理な突き捨てをしてくるので…
それを冷静に受けていけば自然と優勢になります。
この暴発を待つのが攻略のカギですね。
☗7六歩 ☖3四歩 と角道を開けあうスタートになった時は☗7五歩(下図)から早石田にして…
☖6二銀 ~ ☖6三銀(下図)と飛車先不突きで指すクセを利用し…
定番の石田流に組めば今回の類似形に遭遇しやすくなります。
絶対ではないですがけっこうな確率で誘導できるので、勝ちパターンをお探しでしたらお試しください。




































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