後手玉に11手詰めが生じた局面です。
「歩」しか持ってないスキを突いてキッチリ詰ましてください。
受けが利かない形にする３手目の好手がポイントです。
解答・解説は数行下にあります。
解答・解説
初手は☗４一竜（下図）から入ります。
歩以外に持ち駒があれば２一に合駒して詰まないんですが、それがないので取るしかありません。
上図以下、☖４一同銀 ☗２一金（下図）
そこで☗２一金 と捨てるのが急所の一手です。
上図以下、☖２一同玉 ☗４一飛成 ☖３一金（下図）
玉を近づけてから飛車を成れば「一間竜」の形になり…
上図以下、☗３二銀（下図）
定番の詰み形に誘えます。
上図以下、☖１一玉 ☗２一金 ☖同金 ☗同銀成（下図）
あとは数の攻めで押せば詰みですね。
この問題のポイント と 反省点
３手目の☗２一金（下図）が見えるかがポイントでした。
この形を詰ますには玉を近づけて「一間竜（下図）」にするのが急所でしたから。
実戦はこれが見えず☗４一同飛成（下図）と指したため…
上図以下、☖３一飛（下図）
この合駒に王手が続かず…
上図以下、☗３一同竜 ☖同銀 ☗４一飛（下図）
詰まし損ねるヘボい寄せになってしまいました。
たった１マスの違いでこの差…
戦場に玉を近づける大切さが分かりますね。
自玉が安全なのでこれはこれで先手の勝ちですが、こういう緩みが逆転負けに繋がるので気を付けたいです。
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