【7手詰め】角の利きを避ける

2024/10/22

実戦詰将棋(7手詰め) 実戦詰将棋(すべて)

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 先手玉に7手詰めが生じた局面です。


「3九の馬」を活かした退路封鎖で詰むんですが、「4四の角」が受けに利いてるので少し手数が掛かります。

狭い形にした後に角の利きを避けながら詰ます手順を考えてみてください。

解答・解説は数行下にあります。




解答・解説

初手は☖1七銀(下図)から入ります。


定番の退路封鎖ですね。

「4四の角」がいなければ☗同桂 ☖2八金 までの3手詰めですが…

上図以下、☗1七同角(下図)


角で取られると「2八」に金を打てません。

この場合は…

上図以下、☖2九馬(下図)


桂を取り、角を相手にしないのが好手です。

上図以下、☗2九同玉 ☖3八金 ☗1八玉 ☖2九銀(下図)


あとは「2八」と「3九」に触れない金銀の連打でキレイに詰み上がります。

今回の反省点

実戦は☖1七銀 で投了されましたが、実は詰みを読み切れてなかったのが問題でした。

☗1七同角(下図)と取られた所で…

☖2九馬 から詰むことに気付かず…

上図以下、☖1七同馬(下図)


角を取る面倒な手を読んでいましたから。

以下、☗同桂 なら☖2九角 ☗同玉 ☖3八金 ☗1八玉 ☖2八金打(下図)の詰みなので話は早いんですが…


自玉を狭くする理由がないので☖1七同馬 には☗同玉(下図)と応じますよね。


この時、詰みそうとは思いつつも明確な詰み形が見えてなかったので最後まで指されていたら危うかったです。

あえて難しくする筋の悪さは改善しないとダメですね。

局後に検討すると

  • ☖2八銀
  • ☖1六銀
  • ☖4四角

などから詰んでいたため正しく指せれば勝ちは勝ちだったのは救いでしたよ。

ただ、実戦で予定していた☖1六銀(下図)の手順を追うと…


上図以下、☗1六同玉 ☖1五歩 ☗2六玉(下図)


☖1五歩 には☗2五玉 と逃げると思い込んでいて☗2六玉 を見落としているマヌケっぷりが露呈しました。

上図以下、☖3六桂(下図)


一応、この桂打ちから詰むんですが…

上図以下、☗3五玉 ☖2四金 ☗4四玉 ☖3三金 ☗4五玉(下図)


対局後の冷静な状態でも中断をウロウロされる形に困惑し…

上図以下、☖5六銀不成(下図)


この銀を引く手に気付くまでに時間が掛かったので…

上図以下、☗3六玉 ☖4七角(下図)


対局中なら逃した可能性が高いです。

詰み上がりを見ても銀と角のスカスカ感で詰んだ気がしないし…

相手が強くて助かった

っていう負け寄りの勝ちでした…

優しい詰み筋が見えないってのは危うくてしょうがないですね。

その他の詰み筋

☖1七銀 ☗同角 ☖同馬 の筋しか見えず

「どうせ上部へ逃がすなら桂を補充しながら迫った方がいいかな?」

と思い、☖2八金(下図)と打つ手も読んでいたんですが…


コレはコレで詰んでいたので一例を紹介します。

上図以下、☗1七玉 ☖2九金(下図)


開き王手で堂々と追い出し…

上図以下、☗2六玉 ☖2五銀(下図)

銀を捨てれば詰んでいたようです。

以下、☗3五玉 は☖3四金 ☗4六玉 ☖5七馬(下図)までの詰み。


☖2五銀 を☗同玉(下図)と取ると…


上図以下、☖2四金 ☗2六玉 ☖2五銀(下図)


金駒で上から押さえる基本形で詰み上がります。

変にウロチョロされない分、上部へ逃がすならこっちの方が良かったかもしれません。

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