居飛車急戦 vs 向かい飛車 の一局で先手有利になるチャンスがきた局面です。
後手が「玉頭銀」をやってきたので薄くなった角頭を狙って「斜め棒銀」で攻めたら2筋を破ることに成功しました。
ここで正しく指せれば先手ペースの終盤戦になります。
もし「2三の成銀」が「と金」なら☗3二と ☖同飛 ☗2一飛成 と飛車を成り込むくらいでも充分なんですが…
成銀となると話は別で☗3二成銀 や☗3三成銀 と捨てるのは駒損が大きく形勢が詰まります。
ここはもう少し慎重な手が必要なようです。
- 後手陣の急所はどこか
- そこを攻めるにはどうすればいいか
を考え、焦らず手を繋ぐ一手を見つけてください。
解答・解説は数行下にあります。
解答・解説
正解は☗8八角(下図)と打つ手でした。
後手の急所は「3三の桂」なのでそこを狙うのが正着です。
次の☗3三成銀 が受けにくいですね。
上図以下、☖3二歩(下図)
筋よく受ける手がないので歩を打って受けるしかありません。
こうなると成銀の活用が難しく感じますが…
上図以下、☗2二成銀(下図)
後手の形が重くなったことに満足してジッと成銀を入り、次に☗2三飛成 ~ ☗3二成銀 とジワジワ攻める手を狙えば手が続きます。
それを受けるなら☖2五歩(下図)と打つくらいですが…
上図以下、☗2四歩(下図)
落ち着いて「と金」を作りにいけば先手有利(700点)です。
最初に打った角もよく利いていて後手は身動きが取りにくい上に…
☗2三歩成 が入れば自然と2~3筋が崩壊して「2八の飛」も活用できますね。
「重い手を指し続けるとダメ」
となれば☗2二成銀 の所で☖5四金(下図)と飛車筋を通す手もあります。
これには当初の狙い通り…
上図以下、☗2三飛成(下図)
竜を作っておけば先手ペースです。
上図以下、☖4六歩 ☗3二成銀(下図)
この成銀寄りが飛車に当たるのが痛いですね。
以下、☖4七歩成 なら☗4二成銀 と飛車を取って金駒と刺し違えれば先手優勢(1000点)ですし…
☖4五飛 と逃げて☖2五飛 のぶつけを狙ってきても☗3三角成(下図)と桂を取っておけば…
後手に有効な手がなく先手優勢(1600点)になります。
実戦で指した悪手
☗8八角 と指していれば先手優勢だったのに、私が指したのは☗1五角(下図)でした。
「3三の桂」を狙う
のは一緒でも角の位置が悪くて先の展開が難しくなっています。
上図以下、☖3二歩 ☗3三成銀(下図)
「一手緩むと☖1四歩 から角を追われる」
と焦り、すぐに成銀で桂を取ったのがイマイチ。
上図以下、☖3三同歩 ☗2一飛成 ☖1四歩(下図)
飛車は成れても☖1四歩 から角を狙われて忙しいです。
こう指すくらいなら角を打たずに☗3三成銀 ☖同金 ☗2一飛成 と指した方がマシだったかもしれません。
上図以下、☗2四角 ☖3四金 ☗5七角 ☖5六銀(下図)
角を追いながら自然と駒を活用できた後手ペースの流れです。
上図以下、☗7五角(下図)
「角が負担になっちゃったから交換して」
と失敗を認めてお願いしてるような一手から…
上図以下、☖7五同角 ☗同歩 ☖2八歩 ☗7四歩(下図)
紛れを求めて動きましたが…
上図以下、☖7四同歩 ☗5二歩(下図)
☗5二歩 がチャンスを逃す悪手で…
上図以下、☖2九歩成 ☗5一歩成 ☖7一金(下図)
形勢は後手有利(-700点)になりました。
☗5二歩 の所では☗8六桂 や☗3一竜 と指していれば後手持ちの互角(-200点)だったのでまだ頑張れたようです。
まぁ、そういう手が良いと判断できるなら☗1五角 とか指してないのでアレですけど…
最後に
優勢になれる所でミスった反省を込めて出題してみました。
同じ角を打つにしても☗8八角 と☗1五角 じゃ完全に別物でしたね。
とりあえず
3三の桂を狙う
という発想自体は悪くなかったことだけが救いかな…
問題はその方法だった…
睨みを利かせる駒は安全な所から打つ
という当たり前なことをしっかり覚えておこうと思います。


















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